一口目の感想は「味が薄い」。なのに食べた人の9割がリピーターになる不思議な梅干しが「紀州四季の梅」。その理由は人口甘味料、合成着色料不使用で天然由来の調味料を使うため。一般的な減塩梅干しを食べ慣れた人には物足りなさを感じる控えめな甘さですが、後口のよいあっさり感が身体に優しく染み渡り、気づけばまた食べたくなる魅力を持っています。「梅干しは、本来健康のために食べるもの。なのに、添加物が含まれているのはおかしい」と、試行錯誤の末に減塩と日持ちの両立に成功しました。今では「この梅でないと」と、京阪神から紀南への道中でわざわざ立ち寄る熱心なファンもいるほどです。